仕事や家事、育児に毎日があっという間に過ぎていってしまう、という人も多いのではないでしょうか。そこで、ひと工夫することでできる時短ワザ「作り置き」をご提案。時間のある週末や隙間時間にまとめて料理を作っておくことで、日々のごはんの準備がラクになります。今回は、冬野菜とレモンを使った作り置きレシピを料理研究家の田内しょうこさんに教えていただきました。そのまま食卓に出しても、アレンジしても楽しめる万能レモン作り置きレシピは必見です!

飽きずに、アレンジできるのが、作り置きのポイント!

「作り置き」と聞いて、週末に何種類ものおかずを作って、容器に詰めて冷蔵保存するというイメージを持つ方も多いのではないでしょうか? でも、そのようなやり方だけではない、と田内さん。
「たくさんのおかずを作っても、食べきることができなかったり、時には作ったことを忘れてしまってもったいないことをした、という話を聞いたことがあります。無理なく、自分ができる範囲で作り置きをするのがいいと思いますよ!」

確かに、1品だけでも作り置きがあったらラクになるシーンはありそうですね。
「あると思います。食べ飽きない味付けやアレンジのしやすさを考えながら作ることが、作り置きをするうえで大事なポイントです」

ほかにも、作り置きのコツはありますか?
「全体にきちんと味をつけること。その方が日持ちもします。サラダやマリネは、ある程度水分がある方が全体にムラなく味が行きわたるので、様子を見ながら水分を少し補ってください。また白菜やキャベツなどの野菜は、洗った水分をつけたまま塩もみにすると呼び水になり、しっかり水が上がって全体に塩分がなじみやすくなります。例えば、白菜は洗ったままで使うなどです。それから、味付けは“少し薄いかな?”と思う程度がちょうどいい。保存している間に染み込むことをイメージしながら味をととのえましょう」

なるほど! 作り置きをするうえでレモンはどのように使うといいですか?
「酸っぱい調味料の代表格は酢とレモンですが、レモンは酸味とともに果汁ならではの爽やかさがあるので、少し加えるだけで飽きなく食べられると思います。さらにレモンには、魚の臭み成分を和らげたり、色を保ったり、お肉を漬け込むことでしっとりとした食感にしてくれるなどの効果も期待できるので、そういう意味でも作り置きにぴったりだと思います」

では、早速とっておきの作り置きレシピを教えていただきましょう!

冬の白いレモンサラダ

まずは、色味の少ない冬野菜をいかした、旬を感じるサラダです。

「白菜、かぶを塩もみし、ツナとレモン果汁を使ったドレッシングで和えたサラダです。味変するなら、マヨネーズを少し加えるとコクが出ます。サラダに飽きたところで、オススメのアレンジはスープ。ドレッシングごと鍋に入れ、水とコンソメを適量加えます。白菜がしんなりするまで煮込んでくださいね。レモンの酸味が煮込むとコクに変わります」

保存目安:冷蔵庫で3〜4日

【材料】(約4人分)
かぶ…2個
白菜…1/6株
ツナ…1缶(70g)

ドレッシング
レモン果汁…大さじ2
オリーブオイル…大さじ1
塩…小さじ1/3
胡椒…少々

【作り方】
【1】かぶはタテ4つ割りにし、7mm厚さのいちょう切りにする。白菜は1.5cm幅に切る。
【2】【1】に塩と水少々(大さじ1くらい)を加えてもむ。しんなりしたら、水気を切る。
【3】ツナ缶をオイルごと加え、ドレッシング材料を加えて全体をよく混ぜる。

牛肉とごぼうのレモンマスタードマリネ

続いては、これから旬を迎えるごぼうを使ったレモンマスタードマリネです。しょうゆとレモンの香りが食欲をそそります!

「牛肉と相性のよいごぼうを合わせて、粒マスタードをきかせたレモンドレッシングに漬け込みました。冷たいままでもワインのおつまみとして、温めればパスタの具材に、まぜごはんにしてピラフ風に、とアレンジは無限大。パスタやごはんにアレンジするときはクレソンを添えると、より爽やかになります。繰り返しになりますが、レモンはお肉の保水性をアップさせてくれるので、硬くなりにくく、しっとりとした食感を楽しめますよ」

保存目安:冷蔵庫で3〜4日、冷凍保存なら2週間程度

【材料】(約4人分)
牛薄切り肉…300g
ごぼう…1/2本

マリネ液
レモン果汁…大さじ2
オリーブオイル…大さじ2
粒マスタード…小さじ2
しょうゆ…小さじ2
みりん…小さじ1
塩…小さじ1/3
にんにく(すりおろし)…1/2かけ分
水…50ml

【作り方】
【1】牛肉は食べやすい大きさに切る。ごぼうはささがきにする。
【2】鍋に湯をわかし、酢少々(分量外)を入れてごぼうをゆでる。牛肉もゆでる。
【3】混ぜたマリネ液を加え、冷蔵庫で冷やす。

シーフードのレモンクリーム煮

最後は、レモンとクリーム、酸味とコクの組み合わせがおいしそうな煮込み料理です。

「さっぱりレモン風味で仕上げたクリームソースがシーフードの旨味とよく合います。レモンクリームは、シーフードの中でもエビとの相性が抜群。エビをさらに追加したり、エビのみで作るのもおすすめです。旬のさつまいもは色が鮮やかになり、ホクホクとした食感がアクセントに。写真のように皮ごと刻んだレモンを混ぜたごはんを添えるのがおすすめです。ごはん1膳に対して、薄切り1枚分のレモンを果実ごとみじん切りにして混ぜこみます。もしくは、パスタに仕上げてもいいですね。パンを添えて、ワインのおつまみにしても楽しめます。食べるときには、電子レンジで温めてくださいね」

保存目安:冷蔵庫で3〜4日、冷凍庫で2週間程度

【材料】(4人分)
冷凍エビ…1パック(250g)
大粒シーフードミックス…1パック(300g)
薄力粉…大さじ1
さつまいも…小2本
いんげん…6本
白ワイン…大さじ2

にんにく(みじん切り)…1/2かけ分
オリーブオイル または バター…大さじ1
生クリーム(36%)…200ml
レモン果汁…大さじ3
塩、胡椒…各適量

【作り方】
【1】さつまいもは表面を濡らしてからラップに包み、3分加熱する。粗熱がとれたら8mm厚さに切る。エビとシーフードミックスは冷蔵庫で解凍し、余分な水分は捨てて表面に薄力粉をまぶす。
【2】フライパンにオリーブオイル(バター)を熱し、エビとシーフードミックス、にんにくを入れて炒める。表面の色が変わったらさつまいもといんげん、白ワインを加えてフタをして3分煮る。
【3】生クリームを加えてふつふつと煮立つくらいに温め、レモン果汁を加える。塩、胡椒で味をととのえる。

おわりに

作り置きでありながら、すぐに食べ切ってしまいそうな、おいしそうなレシピばかりでしたね!保存のポイントは「温められる料理は食べる分だけでなく全体を温めること」なのだそう。酸味だけでなく、料理をおいしく仕上げてくれるレモンを上手に使いながら、作り置きにチャレンジしてみてくださいね♪

取材ご協力

料理研究家の田内しょうこさん

毎日を豊かにする時短料理」をテーマに書籍/雑誌/ウェブサイトで発信。レシピ提案のほか、料理コラムも手掛ける。著書に『働くおうちの親子ごはん』『時短料理のきほん』『汁かけごはん』などがある。

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この記事を書いた人

withレモン編集部

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