瀬戸内に浮かぶ青いレモンの島を訪ねて

国産レモンの色はイエローではなくグリーンだと定着しつつある昨今。レモン好きの方にはすでに周知のことかもしれませんが、採れたて新鮮な「グリーンレモン」を私たちに教えてくれた「青いレモンの島®」のことはご存知ですか?
レモンの一大産地、瀬戸内海の島々にある、小さな島です。瀬戸内の温暖な気候に恵まれた、青いレモンが育つ島、岩城(いわぎ)島に行ってきました。

熟しても青いレモン

岩城港 青いレモンの島

岩城島は、愛媛県越智郡にある、瀬戸内海に浮かぶ離島。しまなみ海道が通る因島や生口島などからフェリーを使うと、約10分弱で到着します。
岩城島の柑橘類は、寒い季節になるとだんだんと色づいてきます。実が熟し始める10月、11月はまだまだ島は暖かいころ。青い色のまま、フレッシュな状態で出荷することを始めたのが、ここ岩城島です。防腐剤、ワックスを使っていないこと、皮まで食べられる安心・安全な国産レモンだということを、30年あまりにわたって、アピールしてきたこともあり、国産=グリーンと国産レモンの認知度が上がってきた今、「青いレモン」といえば岩城島のレモンと考えていいんだとか。残念ながら青々としたレモンの収穫時期は10月~12月なので、編集部がお邪魔したころにはすでにレモンは黄色く色づき、青いレモンがたわわに実る風景を見ることができませんでした。
青いレモンは黄色く色づいたレモンに比べ、酸味が強く、香りが強いのが特徴。そのためお酒や料理に合うそうなので、岩城島特産のお土産を探しました!

青いレモンの島で見つけた、お土産たち

青いレモンの島で見つけた、お土産たち

左から
岩城島よし正のレモンポン酢 860円(税別)
岩城島の青いレモン酎 1200円(税別)
レモンな生姜サイダー 200円(税別)

さまざまなレモン商品がそろっていますね!
焼き魚にかけたり、ドレッシングの代わりにレモンポン酢はおいしそう。サイダーは生姜もきいていて、これからの暑い季節にぴったり。青いレモン酎は…さっそくロックで飲んでみました。ガツンと酸味がくるかと思いきや、爽やかな香りが広がります。ほのかな甘さで飲みやすく、お酒の苦手な女性にも口当たり抜群です。とはいえアルコール度数は12度なので、飲みすぎに注意。ソーダやビールで割っても楽しめる、あと味すっきりなお酒でした。

青いレモンを食べて育った「レモンポーク」岩城島でただ一軒の農場が育てる豚

いわぎ物産センター レモンの形を模したまあるいお尻がキュートな豚のロゴ

物産センターを見ていると、目に入ってきたのがグリーンののぼりと、レモンの形を模したまあるいお尻がキュートな豚のロゴ。「レモンポーク」は岩城島育ちのブランド豚です。お肉と聞いて、肉食の血が騒ぎます!
まずはレモンポークについて、いわぎ物産センター・センター長の大本孝則さんにお聞きしました。

いわぎ物産センター・センター長の大本孝則さん

「レモンポークは、いわぎ島唯一の農場、松浦農場で育てているブランド豚です。島で生産されたレモンジュースやジャム、お酒などを作る際に出る搾りかすを餌に混ぜて豚に与えています」とのこと。もともとは普通の餌を与えていたそうですが、レモンを混ぜたところ餌を今までよりもよく食べてくれるようになったのだとか。

レモンポーク こぶた

特に餌を食べるのはお母さん豚で、たっぷりご飯を食べた後は、子豚にお乳を与えます。

コンテストでも1位を獲得 気になるそのお味は?

レモンポーク 精肉

物産センターのすぐ近くに、レモンポークを味わえるお店があるとお聞きして早速お伺いしたのが「活魚・民宿 よし正」さん。お昼時ともなると、地元の人でにぎわう割烹料理屋。大本さんいわく「レモンポークはジューシーで脂が甘いです」とのこと。試食が楽しみです。

レモンポークしゃぶしゃぶ 特上ロースセット

レモンポークしゃぶしゃぶ 特上ロースセット 1,500円(税別)をオーダー。薄いピンク色をしたお肉の姿が食欲をそそります。

出汁でしゃぶしゃぶしてポン酢でいただきます
豚なのでしっかり火を通していただきます

出汁でしゃぶしゃぶしてポン酢でいただきます。豚なのでしっかり火を通していただきましたが、甘さがじわっと広がります。もしかして、ついてきたつけだれは物産センターにあったレモンポン酢ですか! 適度な酸味と香りが、お肉の甘さを引き立てています。

生姜焼き定食 特上ロース焼き

生姜焼き定食 920円(税別)と、特上ロース焼き 900円(税別)も一緒にオーダー。生姜焼きは少し甘めに作られたたれが良く絡んでいます。そこにレモンを搾ってあっさりと食べるのもよし。ロース肉は、しっかりとした歯ごたえで食べごたえ十分です。程よく「さし」が入ってとってもジューシーでした。

物産センターでもレモンポークが食べられます。

元祖 レモンポーク丼

元祖 レモンポーク丼 680円(税込)

いわぎ物産センターに併設されている食堂にも、レモンポークを使ったどんぶり飯がありました。ごはんの上にキャベツを敷き詰め、お肉をのせた上にさらに半熟目玉焼きがのったレモンポーク丼。レモン果汁を加え、丼用に特別に仕込んだタレがかかった、ボリューム満点のどんぶりでした。

現地で食べて舌鼓 自宅にも配送しよう

現地で食べて舌鼓 自宅にも配送しよう

いわぎ物産センターでは、レモンポークを購入して自宅へ発送することもできます。通販も可能ですが、そちらは鍋用や焼肉用などセット売りになります。各部位をバラで少量から買えるのは現地ならでは。食べくらべしてみるのも楽しいのではないでしょうか。

左から ウインナー 肩ロース焼肉用 バラ焼肉用

左から
ウインナー(200g) 1000円(税別)
肩ロース焼肉用(200g) 640円(税別)
バラ焼肉用(200g) 480円(税別)

おわりに

「青いレモンの島®」を訪れて見えてきたものは、島の人たちの、岩城島をもっと盛り上げていきたいという思い。おいしいレモンから特産品が生まれ、そこから飼料に、さらに豚の飼育から生まれた有機肥料が地元の農家さんに使われるという、いい循環が生まれているのも、島の人たちの創意工夫があってこそなんだと発見ができた旅となりました。

取材ご協力

いわぎ物産センター・センター長 大本孝則さん

いわぎ物産センター・センター長 大本孝則さん

愛媛県岩城島出身。東京都で建設資材を扱う商社マンとして働いていた。数年前に、地元である愛媛にUターンして現在の職に。『青いレモンの島®』岩城島のレモンを日本全国に広めるために東奔西走。今では岩城島で育ったレモンは生食用の販売から規格外品の加工まで全て活用できるようになりました。

松浦農場さん

松浦農場さん

松浦農場でレモンポークを育てている松浦さんもUターンして就農した1人。特産のレモンを使った産業振興が進むなかで、柑橘の加工品の廃棄物となっていた「搾りかす」に着目。レモンと豚を結びつけることで農業を循環させることができると確信し、搾汁残渣を飼料として引き受ける取り組みをスタートさせました。現在では豚糞を利用して有機堆肥を作り、柑橘畑に肥料として活用されるという小さい島での循環農業を確立。愛情を持って育てた豚を、責任を持って自分で売っています。
※青いレモンは新たなブランドへと日々進化しています。

関連記事

この記事が気にいったらシェアしよう

この記事を書いた人

withレモン編集部

withレモン編集部

withレモン編集部は、おいしいスイーツ、おしゃれなファッションなどのトレンド情報から、レモンのあんなこと、こんなことまで、ライフスタイルにあったレモンに関する情報を幅広く紹介します!