この時期おすすめのレモンスイーツ♪#2|東京都・渋谷区神宮前GLACIEL(グラッシェル)表参道店

梅雨が明けると、いよいよ本格的な夏の到来です。うだるような暑さの日には、ひんやりスイーツが恋しくなりますね。特にレモンを使ったスイーツなら、清涼感あふれる酸味と香りで、暑さを吹き飛ばしてくれること、間違いなしです。

今回、スイーツ王子 Ruiさんが紹介してくれるのはアントルメグラッセ・生グラスの専門店、「GLACIEL(グラッシェル)」の「パルファン ダンファンス」。一見、普通のチーズケーキのようですが、実はアイスクリームで作られています。
Ruiさんが「良い意味で、期待を裏切られました」というレモンスイーツの魅力にせまります!

日本ではめずらしいアントルメグラッセの専門店GLACIEL

 日本ではめずらしいアントルメグラッセの専門店GLACIEL

Ruiさんの道案内で、東京・表参道の路地を歩いて行くと、グラッシェルがあらわれました。緑豊かなエントランスは、訪れる人の心を和ませてくれます。
店名の「GLACIEL」はアイス職人を意味する「グラシエ」とアイスの「グラス」、空の「シエル」をかけあわせた言葉。アイスを口に入れたときのおいしさ、芳醇さ、そして中庭から見上げた空をイメージしているそうです。

聞き慣れない「アントルメグラッセ」とは、フランス語でアイスクリーム(グラス)を使ったデコレーションケーキ(アントルメ)のこと。生グラスとは、「作りたてのアイスクリーム」。グラッシェルでは、その日に作ったアイスクリームを売り切る形で提供しています。
日本ではまだめずらしいアントルメグラッセですが、フランスやベルギーなどのヨーロッパでは、夏だけではなく一年を通して味わうことができ、人々に愛されています。

店舗の1階はブティック、2階は喫茶サロン

色鮮やかなアントルメグラッセと焼き菓子がお出迎え

エントランスを抜けると、色鮮やかなアントルメグラッセと焼き菓子がお出迎え。今夏のグラッシェルのテーマは「Jolie vacances(素敵な夏休み)」。目にするだけでワクワクするようなスイーツが店頭に並んでいます。

ガラスのショーケースに並ぶアントルメグラッセ

1階のブティックにはガラスのショーケースがあり、アントルメグラッセを実際に見て、選ぶことができます。Ruiさん一押しの「パルファン ダンファンス」は一番手前の右奥。ほかにも夏らしいマンゴーアイスとミルクチョコレートアイスを使ったもの、おなじみのショートケーキをアイスクリーム仕立てにしたものなど、個性豊かなアントルメグラッセが並びます。

階段をのぼった2階は喫茶サロン
避暑地の別荘のような雰囲気

階段をのぼった2階は喫茶サロン。木のインテリアとレンガの壁があいまって、どこか避暑地の別荘のような雰囲気です。

作り手の愛情がつまったレモンを使用したアントルメグラッセ

Ruiさんは開店直後の11時過ぎに来ることが多いといいます。
「東京の人気エリア“表参道”という土地はどこも混んでいて、リラックスできる場所が少ないのですよね。そんな中グラッシェルさんは広々とした店内に落ち着いたサービスで非常に落ち着けるんです。特にランチタイムに差し掛かる12:00よりも前の時間帯だと、ゆっくりできますね。こちらのアントルメグラッセの魅力は、“ごまかしがないこと”。全国から選りすぐりのフルーツを取り寄せ、シェフの腕で美味しい素材をさらに一段も二段も上のステージに引き上げているんです」(Ruiさん)

Ruiさん

「パルファン ダンファンス」を手がけたのは、シェフの本間友梨さん。
「通常の試作は2回程度」だそうですが、今回に限っては5~6回試作を重ねて納得いく味を生み出したそうです。

「パルファン ダンファンスはスポンジ生地とレモン風味のバニラアイス、レモンソース、その上にクリームチーズとマスカルポーネチーズのアイスと全部で4層になっています。一番上のチーズのアイスクリームに寄り添うようなレモンの味にしたかったのですが、レモンを入れすぎると酸っぱくなりすぎてしまうんです。ちょうど良いバランスにするのが難しかったですね」(本間シェフ)

使っているレモンは、愛媛県にある山崎農園の化学農薬を使用しないで栽培しているレモン。
「山崎さんはすごく熱心な作り手さんで、納得できるレモンができないと出荷してくれないんです。レモンがない時はパルファン ダンファンスも欠品に。品切れにしたくはないのですが、アントルメは良い素材があってこそ、できるものですから。山崎さんが丹精込めて育てたレモンを大切に使うように心がけています」(本間シェフ)

沖縄のパイナップル、長野のアプリコット、桃、シャインマスカット、熊本の栗など、全国各地から毎日食材を取り寄せるのもグラッシェルならでは。
「国産の素材を使って、日本の農家さんを支えたい」という思いも、本間シェフは持っています。

断面も美しい、パルファン ダンファンス

断面も美しい、パルファン ダンファンス

2階の喫茶サロンでアントルメグラッセをいただく場合は、ケーキサイズにカットしてもらえます。注目してほしいのは、その断面。下からスポンジケーキ、山崎農園のレモンと沖縄産のパイナップルのコンポートが入ったバニラアイス、レモンソース、クリームチーズとマスカルポーネチーズのアイスクリーム、トッピングにはレモンの皮のシロップ煮、とそれぞれに味わいの違う素材が層を織りなしています。

クリームチーズとマスカルポーネチーズのアイスクリームは、マーブル模様を描いています

上層部のクリームチーズとマスカルポーネチーズのアイスクリームは、マーブル模様を描いています。食べてしまうのがもったいないような美しさです。

溶けないうちに、いただきます!

溶けないうちに、いただきます!

でも、いつまでも眺めているわけにはいきません。Ruiさんもナイフで切り分け、パクリ。
一口食べると、「うん、やっぱり美味しい」と笑みがこぼれます。

「パルファン ダンファンスは口に入れた途端、レモンの香りと酸味がふわっと広がります。その後で、バニラアイスに入っているパイナップルコンポートの甘酸っぱさも、やってくる。『レモン風味のチーズケーキなのかな』と思って食べると、完全に期待を裏切られます。それぞれに個性の違う素材が一体となった、新しい味なんですよね。1層ずつ違う味わいを楽しむも良し、すべて口に入れて味のハーモニーを楽しむも良し。食べていく内に様々な発見がある、味わいのコントラストが魅力なんですよね。」(Ruiさん)

本間シェフと「withレモン」のステッカーを手に記念撮影

本間シェフと「withレモン」のステッカーを手に記念撮影

一口ずつ味わっていたRuiさんですが、ふと「どこか懐かしい味もしますね」と不思議な顔に。 本間シェフによると、それは「チーズアイスクリームに隠し味として、とある乳酸飲料が入っているから」だそうです。
「パルファン ダンファンスというのは、『幼少期の香り』という意味なんです。今夏のグラッシェルのテーマは『Jolie vacances(素敵な夏休み)』ですが、私の子どもの頃の夏休みの思い出といえば、とある乳酸飲料。甘酸っぱく、ノスタルジックな味を出すために使いました」(本間シェフ)

とある乳酸飲料については、お店に直接尋ねてみて下さい。

「暑い夏にすっきりした酸味が味わえるレモンスイーツは魅力ですが、パルファン ダンファンスは、さらに冷たいアイスクリームという要素が加わった死角無しのスイーツ。食後にデザートとして食べても良いですし、お風呂上がりに食べても楽しめます。ホールサイズで購入しても、僕は1日で食べきってしまうかも(笑)店頭に並ぶのは8月いっぱいだそうですから、ぜひ味わってみてくださいね!」(Ruiさん)

取材ご協力

GLACIEL(グラッシェル) 表参道店

GLACIEL(グラッシェル) 表参道店

住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-2-23
TEL:03-6427-4666
営業時間:1F Boutique (ブティック) 11:00-19:00 2F Salon de the (サロン ド テ) 11:00-19:00(L.O18:00)
定休日:なし(年末年始を除く)
HP:http://www.glaciel.jp
オンラインショップ:https://www.letao.jp/products/list.php?category_id=30

スイーツ王子 Ruiさん

スイーツ王子 Ruiさん

1日に少なくとも4品、年間1500品はスイーツを食べるという「スイーツ王子」。Amebaブログでは「スイーツ」「カフェ」の両ジャンルでアクセス数1位に輝く実績を持つ。スイーツとともに着物を愛し、2016年には「着物男子コンテスト」で準グランプリを受賞。スイーツを食べてもスリムな秘訣は、「美味しいスイーツを探して歩き、1日1万歩をゆうに超えること」「丁寧につくられたスイーツを味わって食べ、お腹も心も満足すること」だそう。

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withレモン編集部

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