レストランでステーキを頼むと、肉の上にちょこんと乗っている淡い黄色の「レモンバター」。とろーっと溶かして、ソースと絡めて食べると絶品です。レストランの味を自宅でも楽しめたらいいのに……。そこで、誰でも簡単に作れる「レモンバター」のレシピをフードスタイリストの大越洋子さんに教えてもらいました。アレンジレシピも必見です！
料理を引き立てる、名わき役「レモンバター」
レモンの酸味とバターのコクは料理を引き立てるゴールデンコンビ。レモンバターは、ステーキやハンバーグだけでなく、白身魚のソテーや、スパゲッティー、パンと楽しみ方は無限大。レモンとバターを混ぜるだけとはいえ、黄金比があるはず。フードスタイリストの大越さんに教えてもらいましょう！
たった3つの材料でできる簡単レシピ♪
「シンプルにバターとレモン果汁だけでもできるのですが、レモンの香りをより楽しめるようにすりおろした皮を加えています」。
皮をすりおろすのは面倒という人はどうすればいいでしょうか？
「製菓材料店などで手に入る、食用のレモンオイルでも代用できますよ」とのこと。では、おいしく作るためのポイントとともにレシピをご紹介します！
◇材料（約60g分）
バター…50g
レモン果汁…10ml
レモンの皮をすりおろしたもの…少々（または、食用レモンオイル5～10滴）
◇作り方
1．バターを500Wの電子レンジで20秒加熱してやわらかくします。まだ硬い場合は5秒ずつプラスして、力を入れなくてもスプーンがすっと入るくらいまでの状態にします。部分的に液状に溶けていても大丈夫です。
2．スプーン等でよく混ぜて滑らかにします。30秒ほどでダマが目立たなくなって均一な状態になってきます。
3．レモン果汁を5回以上に分けて少しずつ加えてよく混ぜます。一度にたくさん加えると分離しやすいので注意してください。レモンの皮のすりおろしか、食用レモンオイルを加えます。
4．よく混ぜたら完成です。
アレンジレシピその1：パンケーキにのせると、あのケーキの味に！
作りたてのやわらかいレモンバターに粉糖を20g加えてよく混ぜると、それだけで甘くて爽やかなレモンバタークリームができあがります。焼きたてのパンケーキにたっぷり塗って、メイプルシロップをかけてみましょう。甘いシロップに、レモンの酸味とクリーミーな舌触り、これはもしかしてレアチーズケーキ！？
「不思議ですよね！レモンバターもメイプルシロップも、パンケーキがひたひたになるぐらい贅沢につけるのがポイントです。わたしもお気に入りの食べ方です」と大越さん。「トーストに塗ったり、クッキーに塗ってバターサンドクッキーにするのもおすすめです」。
アレンジレシピその2：いつものインスタントラーメンがグレードアップ！
もうひとつのアレンジレシピは、「インスタント麺」です。なかでも、塩味のスープとレモンバターは、酸味とコクが相まって食欲をそそります。「肉や野菜との相性がいいのはもちろんですが、シーフードは絶品です。レモンバターで冷凍のシーフードを炒めたものをトッピングするだけで、いつものラーメンとはひと味違った一杯ができます。“追いレモンバター”をすると、スープの酸味とコクが強調されるので“味変”を楽しめますよ」。魚介の旨味とレモンバターが溶けこんだスープは、最後の一滴まで飲み干したくなります。
おわりに
手づくりレモンバターは、使い道もいろいろ。忘新年会やホームパーティーで、おもてなしの料理を作るときにも、いつもの料理を際立たせてくれそうです。手に入りやすい材料で、簡単に作ることができるので、ぜひトライしてみてくださいね♪
取材ご協力
フードスタイリストの大越洋子さん
食品メーカーの商品開発やレシピ開発のほか、八百屋の経験を活かして農産物を主体とする素材の調達も行う。また合同会社ザ・ファームズ代表として、旬の果物を使ったイベントを企画運営している。
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この記事を書いた人
withレモン編集部
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