リフレッシュしたい時に一吹き。すっきりさわやかな、レモンのアロマオイル♪

日ごとに暖かくなり、心浮き立つ春はそこまでやってきています。その一方、春は入学や入社、転勤など環境が変わりやすく、不安になったり、イライラしたりしがちな時期でもあります。

そんな時、強い味方になってくれるのが、レモンのアロマオイル（精油）。フリーアナウンサーでアロマテラピーアドバイザーの資格を持つ、小川りかこさんにアロマオイルの使い方について、聞きました。

つらい不眠を救ってくれたアロマオイル

フリーアナウンサーとして活躍している小川さん。アロマオイルと出会ったのは今から10年ほど前、朝のニュース番組のキャスターを務めていた時のことでした。

「朝6時からの生放送に出演するため、朝3時に起きる生活が続いていました。“早く寝なければ”と思うほど焦って眠れず、ほとんど一睡もできなかったこともあります。そんな時、友人が進めてくれたアロマオイル入りのバスソルトを使ったところ気分がほぐれて、よく眠れたんです」

アロマオイルの素晴らしさを実感し、2008年にはアロマテラピーアドバイザーの資格を取得。現在は不定期でセミナーを開催し、アロマテラピーの活用法を人々に伝えています。

体調に応じたアロマオイルを使い分けて健康をキープ

不眠のほかに偏頭痛にも悩んでいたという小川さんですが、レモンやペパーミントなどのアロマオイルを使うことで良くなったそうです。

「レモンのアロマオイルには気分をリフレッシュして集中力を高めたり、空気を浄化したりする働きがあると言われています。マッサージに使うと血行をうながし、むくみを軽くしてくれることも。今の時期ならマスクに数滴たらしておくと、良い香りにつつまれながら風邪を予防したり、花粉症の鼻づまりを和らげたりできますよ。春先の鼻のムズムズにはペパーミント、ユーカリなども良いですね」

簡単に作れるルームスプレーで部屋ごとリフレッシュ！

さらにレモンの香りを存分に楽しめるのが、ルームスプレー。

「遮光性のスプレーボトルに、薬局で買える無水エタノール5ml、精製水55ml、レモンのアロマオイル10滴ぐらいを入れ、よく混ぜ合わせます。ボトルはプラスチックだとアロマオイルで溶けてしまう場合があるので、できればガラス製を使って。できあがったものをカーテンにスプレーすると、部屋中がさわやかな香りに！フレッシュなレモンの香りが嫌いな人はいないと思うので、家族みんなで使えますよね」

ルームスプレー以外にもアロマオイルをお風呂に5滴ぐらい混ぜたり、トイレットペーパーの芯にたらしたりしてもOK。そして、さらにこんな使い方も。

「ティッシュにアロマオイルを染み込ませ、掃除機で吸うんです。その後、掃除機をかけると排気口のニオイが気になりません。ほかにも旅行でホテルの部屋や、カラオケボックスのニオイが気になった時もアロマオイルを染み込ませたティッシュをふると、快適に過ごせますよ」

アロマオイルを試す時は、ふたの匂いをかいで

アロマオイルがどんな香りか試す時は、ボトル本体ではなく、ふたの匂いをかぐと良いそう。

「ふたからの香りをかぐ方が、実際に部屋で使った時の香りに近いと言われています。アロマオイルは自然の植物から作られているので、同じレモンでもメーカーによって香りが違います。いろいろと試して、お気に入りを見つけてくださいね。人工的な香料が入っているものではなく、“植物成分100％”のエッセンシャルオイルを選んで下さいね」

アロマオイルを使う時の注意点は

さまざまな働きを持つアロマオイルですが、そのまま肌につけることはできません。お風呂に入れる時はお湯とよくかき混ぜ、5滴程度を目安に。マッサージに使う時は、必ずキャリアオイルで希釈するようにしましょう。

「レモンやグレープフルーツ、ベルガモットなどのアロマオイルには“光毒性”があり、紫外線に当たると肌にダメージを与えてしまいます。マッサージは夜に行い、12時間以上は紫外線に当たらないように気をつけましょう」

おわりに

「アロマテラピー」と聞くと少し難しそうですが、ルームスプレーやティッシュにアロマオイルをたらす方法なら、今日からはじめられそうですね！レモンのアロマオイルで爽快な毎日を過ごしましょう！

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