レモンキャンドルを作ろう|ハンドメイドでおしゃれなレモン生活!#3

部屋でゆったりと過ごす時間を特別なものにしてくれる「アロマキャンドル」。連載第3回目は、レモンの精油を使って「レモンキャンドル」を手作りします。日本キャンドル協会認定キャンドルインストラクターとAEAJ認定アロマテラピーインストラクターの資格を持つ竹内エツコさんにキャンドルの作り方だけでなく、アロマオイルの選び方まで詳しく教えてもらいました!キャンドルの揺れる光と、レモンの甘酸っぱい香りに癒されてみませんか。

キャンドルの癒し効果

キャンドルの癒し効果

キャンドルの揺れる炎、アロマのやさしい香り。仕事や家事で張りつめた気持ちを、ふっとやわらげるお手伝いをしてくれるのがアロマキャンドルです。作ってから1~2ヶ月なら、火をつけていなくても香るので、インテリアとして玄関やトイレ、洗面台などに置いておくのもいいのだそう。

レモンの香りには、どんな効果があるの?

レモンの香りには、どんな効果があるの?

レモンの香りにはどんな効果があるのでしょうか。「レモンの香りは気分転換にぴったりです。お子さんのテスト期間中やご自身が勉強するときに灯すと、勉強の効率がアップするかも」と、竹内さん。確かに爽やかなレモンの香りをかいでいると、頭がスッキリするような気がします。ほかにも、「キャンドルの優しい灯りとスッキリとしたレモンの香りが、体調を崩しやすい季節の変わり目を乗り切るサポートをしてくれますよ」とのこと。うれしい効果がたくさんありますね!

道具と材料を揃えましょう!

道具と材料を揃えましょう!

【材料・道具】

<材料>
【キャンドルベース】
ソイワックス 70g
レモンの精油 50滴(POINT レモンの精油は、レモンに似た香りの「メイチャン」やウッディな香りがする「ミルラ」と混ぜると、香りの持続力が増します。今回はレモン30滴、メイチャン15滴、ミルラ5滴で作っています)
【レモンのパーツ】
みつろう 15g
レモンの精油 10滴
顔料 少々(つまようじの先ぐらいの量)

<道具>
芯/キャンドル用座金(今回は座金付きのキャンドル芯を使用)/容器(使用した缶は直径6.5cm×深さ3.5cm、他にもガラスの器やティーライトのカップでも可)/IH電磁調理器/ホーロー鍋/割り箸3本/温度計/ビーカー/セルクル(大、小)/カッター/カッターマット/定規/クッキングシート/テープ

「ソイワックスやみつろうは、ガスコンロで加熱すると引火する可能性があるため、溶かすときはIH電磁調理器を必ず使用しましょう。もしご家庭にIH電磁調理器がない場合はホットプレートで代用できますよ。小鍋にソイワックスやみつろうを入れて、ホットプレートに乗せて温めてください。湯煎はソイワックスに水がかかると、水が跳ねてしまうのでおすすめできません」。

そのほかのキャンドル作りの材料・道具は、インターネット通販やホームセンターをはじめ、一部のアイテムは100円ショップでも入手できるそう。

ところで、レモンの精油といっても、お店に行くといろいろな種類があります。どれを選んだらいいのでしょうか?「成分表示に“精油”と書かれているものを選びましょう。エタノール、界面活性剤など“精油”以外の成分が入っているものは精油ではありません。産地や収穫年度が違えば、同じレモンといえども香りは大きく異なるので、“いいな、好きだな”と思った精油を見つけましょう。もし、お手持ちの精油でお気に入りの香りがあるなら、同じ製造元のレモンの精油を選ぶと、好みに近いものと出合える確率が上がりますよ」。

レモンキャンドルのベース作り、スタート!

レモンキャンドルのベース作り、スタート!

1.小鍋にソイワックスを入れ、中火にかけて溶かす。温度計を使って60℃を目安に熱する。熱くなるようなら加熱を止め、精油を加える。

POINT 温度が高すぎると精油の香りが飛んでしまうため注意しましょう。

割る前の割りばしの真ん中に芯をはさみ、カップの中心にセットする。

2.割る前の割りばしの真ん中に芯をはさみ、カップの中心にセットする。

カップに1を流し入れ、冷蔵庫で冷やす。

3.カップに1を流し入れ、固まるまで置いておく。

もっとレモンらしく!かわいいパーツ作り♪

もっとレモンらしく!かわいいパーツ作り♪

1.小鍋にみつろうを入れて、中火で溶かす。ある程度溶けたら加熱を止める。

つまようじの先に顔料をとり、1に入れて
混ぜる。

2.つまようじの先程度の量の顔料をとり、1に入れて混ぜる。

温度計を使い、70℃になったら精油を入れる。

3.温度計を使い、70℃になったら精油を入れる。

クッキングシートの上に薄く丸く伸ばす。

4.クッキングシートの上に薄く丸く伸ばす。
POINT クッキングシートはカッターマットやバットなど固いものに巻き付けてテープで固定します。しわが寄らないようにピンと張るとキレイに仕上がります。

冷めて固まり、透明感がでてきたら、セルクル(大)で型を抜く。

5.冷めて固まり、透明感がでてきたら、セルクル(大)で型を抜く。

5で抜いたキャンドルを、セルクル(小)で型を抜く。その1
5で抜いたキャンドルを、セルクル(小)で型を抜く。その2

6.5で抜いたキャンドルを、セルクル(小)で型を抜く。

輪っかを半分の太さに切り抜く。その1
輪っかを半分の太さに切り抜く。その2

7.輪っかを半分の太さに切り抜く。

6で型抜いた円を半分に切る。
片側を2mm幅で切り落とす。

8.6で型抜いた円を半分に切る。片側を2mm幅で切り落とす。

7の円を半分に切る。
片側だけ2mm幅で切り落とす。

9.8の円を半分に切る。片側だけ2mm幅で切り落とす。

中心を丸く切り落とす。

10.中心を丸く切り落とす。

10を半分に切る。
片側だけ2mm幅で切り落とす。

11.10を半分に切る。片側だけ2mm幅で切り落とす。

内側のパーツが完成。

12.内側のパーツが完成。

7の輪っかと内側のパーツをキャンドルベースに並べて
完成!

13.7の輪っかと内側のパーツをキャンドルベースに並べて、完成!

おわりに

レモンの精油のうれしい効果を、気軽に暮らしに取り込めるレモンキャンドル。自分好みの調香にできるのが手作りならでは。キャンドルの癒し効果と、レモンのアロマ効果で、より深いリラックスタイムを過ごしてくださいね。

取材ご協力

キャンドルインストラクターの竹内エツコさん

キャンドルインストラクターの竹内エツコさん

プロバーテンダーの経歴を持つ。バーテンダー時代に培ったおもてなしの心、お客様に癒しの空間を提供したいという想いを元に、異業種であるアロマテラピーの世界へ。豊富な知識と経験が高く評価され、「カネボウトータルビューティーアカデミー」や大学、化粧品会社社員への指導など、多方面でアロマテラピー講師として活躍。またアロマテラピーを通じて出合った手作り石けん、アロマキャンドルの世界に魅了され、石けん・キャンドルの両資格も取得、”アロマテラピー”と”石けん”そして”キャンドル” 3分野のインストラクター資格を持つ数少ない講師として、”癒し”のエキスパートを目指している。2012年よりアロマとキャンドルのスタジオ「Studio Sou」代表講師を務める。「レモンとエルダーフラワーのハーブティーがお気に入り。レッスン終わりに生徒さんと一緒にティータイムを楽しんでいます」。
https://studio--sou.com/

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withレモン編集部

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