レモンの香りの効果とは?レモン精油で心もカラダもリフレッシュ&リラックス♪

寒い冬が終わり、春の陽気とともに心浮きたつ3月。でも季節の変わり目に起こる不調や新生活の準備などで疲れを感じやすい人も多いのでは? そんなときに、おすすめなのがレモンの香り。アロマライフデザイナーの小田ゆきさんに、レモンの香りの効果とアロマ初心者でも簡単にできるレモン精油の活用法を教えていただきました。「疲れたな」「気分があがらないな」と感じたときには、レモン精油の香りでリフレッシュ&リラックスしてみてくださいね♪

レモンの香りにはどんな効果があるの?

レモンの香りにはどんな効果があるの?

食材として身近な存在のレモン。そんなレモンの香りには、どのような効果があるのでしょうか?

「レモンは柑橘類のなかでもシャープさがあり、すっきりとしたフレッシュな香りが特徴です。レモン精油の主成分であるリモネンには、気持ちを落ち着かせてくれる鎮静作用があると言われているので、リラックスしたいときにおすすめです。ただ、どちらかというと、気分をリフレッシュさせてくれたり、頭をクリアにして集中力をアップさせてくれたり。ストレスや精神疲労によるブルーな気分を吹き飛ばし、明るく元気な気持ちに導いてくれる香りと言えます。新生活に向けて緊張や不安がともなう時季にも、レモン精油はぴったりの香りですね」

さらにレモン精油には抗菌・殺菌効果もあるそう!

「アロマディフューザーで室内に香らせたり、エアフレッシュナーをつくってキッチンや水回りのお掃除に活用したり。レモン精油には、爽やかな香りとともに、お部屋の空気をキレイにしてくれる効果があります。たとえばおうち焼肉を楽しんだあと、お部屋のにおいが気になるときなどは、レモン精油を香らせると消臭効果を発揮してくれます。レモン精油の香りには、気持ちも空間もクリーンにしてくれる、まさに一石二鳥の効果があります」

これは、早速レモン精油を取り入れたくなりますね!
それでは小田さん、簡単にできるレモン精油の活用法、ご紹介お願いします!

レモンの香りでホッと一息♪ 「お手軽リラクゼーション」

レモンの香りでホッと一息♪ 「お手軽リラクゼーション」

「ホッとひと息つきたいとき、元気や集中力を取り戻したいときなど、仕事や家事の合間に気分転換としておすすめなのが、こちらの『お手軽リラクゼーション』です。楽しみ方はレモンの精油をハンカチやティッシュに1、2滴垂らして嗅ぐだけ。ふわっと心地よい香りに包まれると自然と呼吸も深まり、心身を活性化させてくれます」
ハンカチやティッシュに垂らすだけでOKという手軽さで、すぐに取り入れられそうですね♪ 不安感やストレスを和らげてくれる効果もあるので、朝仕事に行く前やお出かけの前に取り入れるのもおすすめだそう!

【楽しみ方】
ティッシュやハンカチに精油を1、2滴垂らし香りを嗅いでみましょう。精油は揮発性が高いので、仕事中であればデスクに置いておくだけでも、香りを楽しむことができます。

※仕事中や外出先に香りを楽しむ際は、周りの人に配慮しましょう。

【注意点】
・ハンカチを使う場合はシミになることがあるので汚れてもいいものを選びましょう。
・精油が肌や家具などに触れないように気をつけましょう。

【ワンポイントアドバイス】

素早く香りを広げたいときは、お湯を入れたマグカップやガラスボウルに精油を1〜3滴垂らす方法がおすすめ。

「素早く香りを広げたいときは、お湯を入れたマグカップやガラスボウルに精油を1~3滴垂らす方法がおすすめ。湯気とともに香りがふわりと広がります」

心も空間もクリーンに!「レモンのエアフレッシュナー」

心も空間もクリーンに!「レモンのエアフレッシュナー」

続いては、少ない材料でつくることができる『エアフレッシュナー』。
「簡単にアロマのエアフレッシュナーをつくることができます。ルームスプレーとして、マスクの香り付けや不快感軽減にも使えますが、必ず、肌に触れる面ではなく、外側に吹きかけるようにしましょう」
さらに圧搾法で抽出されたレモン精油には、紫外線にあたると肌への刺激となる光毒性があるので、マスク用のスプレーとしてつくるときは、水蒸気蒸留法で抽出された精油を使うのが安心とのこと。精油を選ぶ際は用途に応じて精油の抽出法も確認してみてくださいね♪

【用意するもの(50ml分)】
・レモン精油(マスクに使用する場合は水蒸気蒸留法で抽出された精油を選ぶ)
・無水エタノール...40ml
・精製水 10ml
・スプレーボトル(ガラス製などアルコール耐性のあるもの)

【作り方】
【1】スプレーボトルに無水エタノール40mlを入れる。
【2】【1】にレモンの精油を10滴入れ、ボトルを軽く振り混ぜる。
【3】【2】に精製水10mlを加え、蓋を閉めてよく振り混ざったら完成。
※アルコールが入っているので日持ちしますが、冷暗所に保管して1ヶ月を目安に使い切ることをおすすめします。

【注意点】
・精油の量は好みの香りの強さで20滴以内で調整してください。
・アルコール分が多いため、火のそばや極端に高温の場所での使用・保管は避けましょう。
・肌にスプレーするのは避けましょう。

【ワンポイントアドバイス】

レモン精油に含まれるリモネンには、プラスチックを溶かす性質もあるため、スプレーボトルはできればガラス製、プラスチック製の場合は必ずアルコールや精油への耐性のあるものを用意しましょう

「レモン精油に含まれるリモネンには、プラスチックを溶かす性質もあるため、スプレーボトルはできればガラス製、プラスチック製の場合は必ずアルコールや精油への耐性のあるものを用意しましょう」

がんばった心と体を癒す「アロマホットタオル」

がんばった心と体を癒す「アロマホットタオル」

最後にご紹介してくれたのは、疲れた心とカラダを癒す『アロマホットタオル』。
「レモン精油の香りの効果とホットタオルの温熱効果が心とカラダのこわばりをほぐしてくれます。忙しさに追われ、頭がずっしりと重く感じる……。そんなときには、アロマホットタオルで、レモン精油の香りを吸い込みながら、首や肩をじんわりと温めてみましょう」
ホットタオルに香りが加わることでリラックス効果が高まること間違いなし! レモン精油は肌への刺激が強いので、顔にあてるのは避けてくださいね♪

【作り方】
【1】フェイスタオルを濡らして絞り、600wの電子レンジで約1分加熱する。
【2】タオルの内側(肌に触れない面)にレモンの精油を1滴垂らし、精油が肌に直接触れないように気をつけながら、肩や首にあてる。

【注意点】
・電子レンジから取り出す際には、やけどに気をつけましょう。人肌くらいの温度が適温です。
・レモン精油は肌に刺激になる場合があるので、顔にあてることは避けましょう。
・精油の色がタオルに付着する場合があるので、汚れてもいいものを使いましょう。

【ワンポイントアドバイス】

疲れたときだけでなく、朝アロマホットタオルを使うのもおすすめ。

「疲れたときだけでなく、朝アロマホットタオルを使うのもおすすめ。たとえばメイクタイム。首にタオルをかけたままメイクをすれば、レモン精油の香りが眠気を覚まし、シャキッと元気になれるので、爽やかな気分で1日がスタートできますよ♪」

おわりに

リラックス効果だけではなく、気分をリフレッシュしたり、頭をシャキっとさせてくれたり。さらには、殺菌・抗菌作用でお掃除にも使えるなんて、レモン精油の香りの万能な働きがよくわかりましたね!まずはレモン精油の香りを手軽に嗅ぐ方法からトライしてみて、慣れてきたらエアフレッシュナーを用途にあわせてつくってみるなど、ライフスタイルにあった形でぜひ取り入れてみてくださいね♪

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取材ご協力

アロマライフデザイナーの小田ゆきさん

アロマライフデザイナーの小田ゆきさん

NARD JAPAN認定アロマ・アドバイザー、日本メディカルハーブ協会認定ハーバルセラピスト、日本アロマテラピー環境協会ナチュラルビューティスタイリスト。アロマテラピーやメディカルハーブを学び「アロマで暮らしをもっと“ステキ”に」がコンセプトのWebマガジン「AROMA LIFESTYLE」を主宰。アロマを楽しむためのアイデアや心地よい毎日を過ごすための情報を発信中。

ホームページ:https://aromalifestyle.tokyo/
Instagram:https://www.instagram.com/aroma_lifestyle/

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