お酒の見た目をランクアップ!レモンカッティング技

カクテルやサワーのおともに、から揚げやてんぷらのアクセントとして、さりげなく添えられているレモン。味や香りを引き立たせてくれる万能なレモンなのに、いつも同じ切り方になっていませんか?

そこで今回こだわりたいのは、レモンの「見た目」。フルーツの飾り切り第一人者である、平野泰三先生に協力いただき、お酒の見た目をアップさせるレモンのカッティング方法を教わりました。カット方法を少し変えるだけで、華やかさが一気に増すうえ、簡単にオシャレに変身! さっそくそのカッティング技術を教えていただきましょう!

果汁が搾りやすい、基本のくし形切り

果汁が搾りやすくなる「くし形切り」は、お店でもよく見られるベーシックなもの。「しっかりと皮を残しているので、最終的に果汁を搾る際も指先を汚さずに済むベーシックなカット方法です」と平野先生。さっそく切り方を教えてください!

レモンの果汁を搾りやすくするため、切る前にレモンを押してコロコロと転がしておきましょう。

タテ1/2にカット

まずはレモンをタテ1/2にカット。レモンに対して少し斜めに切り込みを入れると、切った後に果汁が搾りやすくなります。

さらに1/3のサイズにカット

切ったレモンを、さらに1/3のサイズにカット。左手で少しレモンを傾けながら切ると、キレイな舟形に仕上ります。

皮の内側を果肉にそって切っていきます

皮の内側を果肉にそって切っていきます。グラスに引っ掛けるため、すべてを切り離さずに、1/3ほど残します。

果汁が絞りやすい、基本のくし形切り

あふれた果汁もグラスの中に。口の狭いグラスでのむカクテルなどに合わせるのがおすすめです。最後に両端を持って果汁を搾ってみてください。

輪切りをアレンジしたリングカット

レモンの輪切りもお酒に浮かべる定番の切り方ですよね。「レモンを輪切りのままグラスに浮かべるのもよいですが、ひと手間加えると、グラスに飾ることができます」と平野先生。それでは実演お願いします!

レモンを輪切りに

まずはレモンを輪切りにします。0.5~1cmくらいの厚さが切りやすく、グラスにかけたときにもボリュームが出ます。もちろん、薄く切っても構いません。

転がすように回しながらカット

まな板のフチを使います。
円が広い側を手前にします。皮と果肉の境目に刃先を入れて、転がすように回しながら、カットしていきます。

皮をすべて切り取らない

皮をすべて切り取らず、1.0~1.5cmほど残します。ここがグラスに引っ掛ける部分になります。

グラスに重ね掛けすると、ボリューム感がアップ。口が広めのグラスで飲むビールやハイボールなどの盛り付けに。

グラスで飲むビールやハイボールなどの盛り付けに

基本のくし形をV字カットで華やかにアレンジ

くし形切りをさらにオシャレにアレンジした切り方がこちら。「3つのカット方法の中で一番グラスを華やかにしてくれます」ということですが……。完成を見るのが楽しみです。ではご指導お願いします!

レモンをタテ1/2、さらに1/3と切っていきます

レモンをタテ1/2、さらに1/3と切っていきます。ここまではくし形切りと同じです。

小さい舟形のレモンが切り取られます

皮の方から0.5cmほど残して切り込みを入れます。切り落とさないように注意。
レモンを手前に返し、同じように切り込みを入れます。ひと回り小さい舟形のレモンが切り取られます。

さらに同じ要領で切っていきます

小さく切り取られたレモンを、さらに同じ要領で切っていきます。

少しずらしつつ重ねます

切った3つのパーツを、少しずらしつつ重ねます。果肉側に、グラスにかけるための切り込みを入れたら完成です。

グラスに飾るときは、指先で整え、うまくバランスを取りましょう。

うまくバランスを取ります

盛り方にもひと工夫。レモン全体を使った、レモン盛り

ここまでは、グラスに飾るためのカット方法を教えてもらいました。今度は盛り付けで目を引く方法を教えてください!

レモンのバスケット

皮を薄くカット

まず、盛りつけ用の「底」を作るため、底にする部分の皮を薄くカットします。

中央部分に斜めに切り込みを入れます

カットした部分を下にして、レモンの中央部分に斜めに切り込みを入れます。

V字に切っていきます

くし形切りのレモンができるようにV字に切っていきます。

右側も同じようにV字にカット

左側、右側も同じようにV字にカットしていきます。

軽く押さえつけるようにすると切りやすくなります

すでに切った部分がズレないように、軽く押さえつけるようにすると切りやすくなります。

レモンのバスケットが完成

カットしたレモンを裏返すと、レモンのバスケットが完成!

レモンの皮を使った、レモンのカップ盛り

さらにヘタの部分を切り落とします

レモンをヨコ1/2にカットして、さらにヘタの部分を切り落とします。

皮と果肉の間に刃を入れます

円が広い方を手前にして、皮と果肉の間に刃を入れます。

果肉と皮に切り分けます

転がすように回し、果肉と皮に切り分けます。最初に切り落としたヘタの部分を、皮の輪にはめて「底」にします。

切り分け、カップに盛り付ければ完成

果肉を食べやすい大きさに切り分け、カップに盛り付ければ完成!

立体感のあるものをセンターに置くとバランスがよく盛り付けられます

今回紹介してもらったのは、包丁一本で簡単にできるカッティング方法でした。最後にフルーツを盛るときのポイントをこっそり教えてもらいました。

「立体感のあるものをセンターに置くとバランスがよく盛り付けられます」とのこと。

どれも簡単ながら、目を引くカッティング方法。テーブルの上がオシャレで華やかになると、気分も盛り上がって、お酒がすすんじゃうかも。どれも簡単だから、パーティやおもてなしのときにぜひチャレンジしてみてくださいね!

取材ご協力

平野泰三

平野泰三

東京・都立家政にあるフルーツパーラー「サンフルール」のオーナーシェフ。果物をより美しく、食べやすく、そして香りも楽しめるようにするための技術、フルーツカッティングの第一人者「フルーツアーティスト®」であり、フルーツカッティング、カービングの技術を教える「フルーツアカデミー®」代表、講師としても活躍。4月からは、全国どこにいてもフルーツカッティングの技術を学べるようにと通信講座も開講する。
テレビチャンピオン「初代フルーツカット王」優勝、日本テレビ「ナイナイアンサー」、NHK「あさイチ」などテレビ出演、CM広告制作など活動、著書多数。最新刊に「FRUITS CUTTING」(DVD付き)講談社、「Fruit&Vegitable Cutting」旭屋出版。DVD「FRUIT&VEGETABLE」シリーズ全3巻がある。
フルーツパーラー サンフルール http://kudamono.a.la9.jp/
フルーツアカデミー http://fruitacademy.jp/

こちらの記事もおすすめ

この記事が気にいったらシェアしよう

この記事を書いた人

withレモン編集部

withレモン編集部

withレモン編集部は、おいしいスイーツ、おしゃれなファッションなどのトレンド情報から、レモンのあんなこと、こんなことまで、ライフスタイルにあったレモンに関する情報を幅広く紹介します!

関連カテゴリ・キーワード